外壁塗装や屋根塗装などの塗装工事は、専門性が高く、一般の方には分かりづらい部分も多いものです。そのため、悪質業者による手抜き工事が後を絶ちません。では、塗装の手抜き作業は素人でも見て分かるのでしょうか?実は、施工直後でもいくつかのサインに注意すれば、ある程度見分けることが可能です。本記事では、手抜き工事を見分けるためのポイントと、信頼できる業者の選び方について詳しく解説します。
■ 施工直後に気づける!手抜き工事のサイン
塗装が完了したばかりでも、以下のようなサインが見られた場合は注意が必要です。
【塗りムラ・色ムラがある】
均一に塗られていない箇所がある、場所によって色味が異なる、艶の出方がバラバラといった症状は、正しい塗り回数が行われていない可能性があります。特に中塗りや上塗りが省略されているとこうしたムラが目立ちます。
【光の反射が不自然(ツヤムラ)】
塗料にはそれぞれ「艶あり」「艶消し」などの仕上がりがありますが、それが一定でない場合、塗り方が雑だったり、乾燥時間が守られていなかった可能性があります。
【養生が雑】
窓枠や玄関、床などに塗料の飛び散りやはみ出しが見られる場合は、養生(マスキング)が不十分だった証拠です。丁寧な業者ほど、養生にも時間と手間をかけます。
【塗り残し・塗りが薄い】
軒裏や雨樋の裏、細かな装飾部など、目立ちにくい部分が塗られていなかったり、明らかに薄い塗装になっている場合は、作業を省略している可能性が高いです。
■ 工事後しばらくしてから現れる手抜きの兆候
工事直後には問題が見えなくても、半年〜1年以内に以下のような症状が出た場合、手抜き工事であった可能性があります。
【塗膜が剥がれる・膨れる】
塗料がはがれたり、気泡のように膨れてくる症状は、下塗りの不足や下地処理が不十分だったことが原因です。また、塗料同士の相性を考えずに施工した場合も、こうした不具合が出やすくなります。
【色あせが早い】
通常、品質の良い塗料で適切に施工された場合、5年以内に明らかな色あせが起こることはほとんどありません。早期の色あせは、塗料の品質を偽っていたか、規定量を守らずに希釈しすぎた可能性があります。
【コーキングのひび割れ・硬化】
外壁の目地に使用されるコーキング材が、すぐにひび割れる、または硬くなって割れてくる場合は、古いままのコーキングにそのまま塗装を施した、あるいは打ち替えや打ち増しをせずに済ませたケースが考えられます。
■ こういう業者には要注意!
工程ごとの写真を出さない
作業日数が異常に短い(例:1〜2日で完了)
「モニター価格」「今だけキャンペーン」など急かすセールストーク
契約前に使用塗料の説明が曖昧
使用済み塗料缶の提示がない
これらの特徴が見られる業者には注意が必要です。塗装工事は仕上がってから数年が勝負。しっかりした工程を踏まなければ、すぐに劣化が始まります。
■ 信頼できる業者を選ぶには?
【施工写真の提出】
各工程(高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りなど)を写真で記録して提出してくれる業者は、手抜きの心配が少ないです。
【使用塗料の空缶確認】
実際に使った塗料缶を見せてくれる業者は、偽装のリスクも低く信頼できます。
【塗装技能士などの有資格者がいる】
国家資格である「一級塗装技能士」などを持った職人が在籍していれば、知識・技術ともに安心です。
【口コミや評判をチェック】
地元で長年営業している業者は、地域の口コミや評判も多く、信頼の目安になります。
■ プロプラスホーム株式会社の取り組み
プロプラスホーム株式会社では、お客様の信頼に応えるために以下を徹底しています。
国家資格「塗装技能士」による手作業施工
各工程の写真記録をお客様に提出
使用塗料の空缶確認の実施