外壁塗装といえば「3回塗り」が基本とされていますが、実はさらに耐久性と仕上がりを向上させる「4回塗り」という塗装方法があることをご存知でしょうか?この記事では、4回塗りの具体的な内容、メリット・デメリット、どんな場合に必要かなどを詳しくご紹介します。
■ 基本の外壁塗装:3回塗りとは?
まず、標準的な外壁塗装の流れは以下の3工程です。
【下塗り】(シーラーやプライマー)
素地と塗料を密着させる役割。外壁の状態によって、吸い込み止めや補強の機能も持ちます。
【中塗り】(仕上げ塗料の1回目)
防水性・耐候性・美観を与える塗装。下地の上に重ねることで本来の機能を発揮します。
【上塗り】(仕上げ塗料の2回目)
中塗りと同じ塗料を重ね塗りすることで、均一な仕上がりと塗膜の厚みを確保。
この3回塗りが、耐久性と美観のバランスに優れた基本的な施工方法とされています。
■ 4回塗りとは?
4回塗りとは、上記の工程にもう1工程を加え、計4回の塗装を行う方法です。以下のようなパターンが考えられます。
【下塗り×2回】+中塗り+上塗り
下塗り+【中塗り×2回】+上塗り
下塗り+中塗り+【上塗り×2回】
最も一般的なのは「上塗りを2回行う」パターンです。
■ なぜ4回塗りを行うのか?
4回塗りを採用する理由は以下の通りです。
【塗膜の厚みが増し、耐久性が向上】
紫外線や風雨のダメージから、より長期間外壁を守ることが可能です。
【仕上がりの美しさがアップ】
塗料の重ね塗りでムラがなくなり、発色も良くなります。
【下地の劣化が激しい場合の補強】
傷みがひどい外壁には、下塗りを2回行って吸い込みを抑えることが有効です。
【高機能塗料の性能を最大限に発揮】
無機塗料やフッ素塗料など、高価な塗料は適切な塗布量・工程で塗ることで初めて真価を発揮します。
■ どんな家に4回塗りが向いている?
以下のようなお住まいには、4回塗りが特におすすめです。
築年数が20年以上で、外壁の劣化が進んでいる住宅
過去に塗装回数が多く、塗膜の剥がれが心配な外壁
15年以上長持ちさせたいと希望される方
フッ素・無機など高耐久塗料を使用する場合
外壁材に吸い込みの強いモルタルやALCを使用している場合
■ 4回塗りの注意点とデメリット
【工期が延びる】
塗装回数が増える分、乾燥時間も含めて施工日数が延びます。
【費用がやや高くなる】
塗料や人件費が増えるため、3回塗りよりは割高になります。
【業者の技術力が必要】
4回塗りを正しく施工するには、塗料ごとの乾燥時間や希釈率などの知識と経験が不可欠です。
■ プロプラスホーム株式会社では
当社プロプラスホーム株式会社では、お客様のお住まいやご要望に応じて、3回塗りか4回塗りかをご提案しております。劣化の度合いや使用する塗料の特性を見極め、**国家資格である「塗装技能士」**がすべて手作業で丁寧に塗装を行います。
「とにかく長持ちする塗装をしたい」「艶やかな外観を保ちたい」というお客様には、4回塗りをご提案することも多く、ご満足いただいております。
■ まとめ
外壁塗装における4回塗りは、通常の3回塗りよりもコストと手間はかかりますが、それに見合う価値のある高品質な仕上がりが得られます。建物の寿命を延ばし、長く美しい外観を維持したい方には、非常におすすめの塗装方法です。
ご自宅の外壁が4回塗りに適しているかどうかのご相談は、ぜひプロプラスホーム株式会社までお気軽にどうぞ。
お見積り・ご相談は無料です。