本記事では、外壁塗装の付帯部の種類や重要性、施工のポイントについて詳しく解説します。
外壁塗装を行う際、建物の美観や耐久性を高めるためには「付帯部」の塗装も欠かせません。付帯部とは、外壁以外の部分で、雨樋や破風板、軒天、シャッターなどが該当します。これらの部分を適切に塗装することで、建物全体の統一感を持たせ、劣化を防ぐことができます。
付帯部とは?
付帯部とは、外壁以外の建物の外装部分を指し、主に以下のような箇所が含まれます。
雨樋(あまどい)
破風板(はふいた)
鼻隠し(はなかくし)
軒天(のきてん)
シャッター・シャッターボックス
水切り
玄関ドア
ベランダ・バルコニーの手すり
外構フェンス・門扉
これらの部位は、外壁と同じように風雨や紫外線の影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
付帯部の塗装が重要な理由
1. 建物全体の美観を保つ
外壁だけを新しく塗り替えても、付帯部が劣化したままだと、建物全体の美しさが損なわれてしまいます。塗装の仕上がりを均一にするためにも、付帯部の塗装は重要です。
2. 耐久性の向上
雨樋や破風板、軒天などの部分は、雨水や紫外線によって劣化しやすい箇所です。塗装を施すことで、防水性や耐久性が向上し、劣化の進行を防ぐことができます。
3. コストの節約
付帯部を適切にメンテナンスすることで、長期的に見て補修や交換の頻度を減らすことができ、結果的に修繕費用を抑えることができます。
4. 住宅の資産価値を維持
外壁と付帯部を一緒にメンテナンスすることで、住宅の見た目が良くなり、資産価値を維持することができます。特に売却を考えている場合、外観の美しさは重要なポイントになります。
付帯部ごとの塗装のポイント
1. 雨樋(あまどい)
雨樋は雨水を適切に排水するための重要な部位です。劣化するとひび割れや歪みが発生し、雨漏りの原因となることがあります。
ポイント
素材によって適した塗料を選ぶ(塩ビ製の場合は専用のプライマーを使用)
塗膜が厚すぎると排水機能に影響を与えるため、適度な厚みに調整
2. 破風板(はふいた)・鼻隠し(はなかくし)
破風板は屋根の側面部分を覆う板で、風や雨の影響を受けやすい箇所です。塗装が剥がれると腐食しやすくなります。
ポイント
防水性・耐候性の高い塗料を選ぶ
木部の場合は下塗りに防腐剤を塗布してから仕上げる
3. 軒天(のきてん)
軒天は屋根の裏側にある部分で、湿気がこもりやすいため、カビや藻の発生を防ぐことが重要です。
ポイント
防カビ・防藻性のある塗料を使用する
通気性の良い塗料を選び、湿気を逃がしやすくする
4. シャッター・シャッターボックス
シャッターは金属製のものが多く、サビが発生しやすい部位です。
ポイント
金属部分にはサビ止めを塗布
耐久性の高い塗料を使用
5. 水切り
水切りは外壁と基礎の間にある金属部分で、雨水の侵入を防ぐ役割を持っています。
ポイント
サビが発生しやすいため、防錆塗料を塗る
耐久性のあるウレタン塗料やシリコン塗料を使用
6. 玄関ドア・フェンス・門扉
建物の顔となる玄関ドアやフェンスは、塗装することでより美しく保つことができます。
ポイント
木製の場合は防腐処理を施す
金属製の場合はサビ防止の下地処理を行う
付帯部塗装の適切なタイミング
付帯部の塗装は、外壁塗装と同じタイミングで行うのが理想的です。目安としては、10年に一度程度の頻度でのメンテナンスがおすすめです。
以下のような症状が出たら、塗装のサインです。
塗膜の剥がれやひび割れ
色あせ
サビの発生
カビや藻の繁殖
まとめ
外壁塗装の際、付帯部の塗装も合わせて行うことで、建物全体の美観や耐久性を高めることができます。雨樋や破風板、軒天などの細かい部分も適切にメンテナンスすることで、長期間安心して住み続けられる住環境を維持できます。